中1松江塾ママブロガーmomoの基数

娘の成長が、早すぎて見えなくて。言語化することで、なんとか掴まえようと、デジタル母子手帳始めました。

「親業」の練習問題の回答を12の型に分類。ひろみんさん、ボネ子さん、ナツさん、回答ありがとうございます!「子どもから問題の所有権を取り上げてはいけない」

ひろみんさん、ボネ子さん、ナツさん

 

ゴードン氏『親業』の練習問題に取り組んで頂き、ありがとうございました!

 

コメントに返信しきれなかったので、

記事にさせてもらいました。

 

結果から発表すると、

 

みなさんは、

 

「親としてかなり普通だといえる」

 

みたいです。

 

ゴードン氏は、

 

この練習問題の回答を12の型

 

に分類していて、

 

親のほとんどは自分の反応の90%以上が

 

この型に入ると言っています。

 

私もやってみましたが、

 

「かなり普通の親」のようです。

 

これから紹介する12の型は、

 

ちょっと厳しい言葉を使ってたりしますが、

ゴードン氏の分類なので、

 

お許しください。

 

そして、

 

「自分が子どもにどういう話し方を

しているか、

他人に指摘してもらう経験」

 

と思ってください。

 

私なりに12の型に

入れさせてもらっていますが、

もしかしたら、違うかもしれないので、

違和感あったら、教えてください! 

 

そんな時は、

本に沿って

一緒に分類させてもらいたいです。

 

 

前置きがとても長くなりました。

 

では、ひろみんさんからスタートします。

 

 

 

①10歳の娘の場合

「自分でなにがわるいのか

わからないんだけど、

ジニーと私は前は仲良しだったのに、

いまは違うのよ。

ジニーはもううにち遊びに

こなくなっちゃって、

ジニーの家に遊びに行くと、

ジニーはいつもジョニスと

いっしょに遊んでいて、

二人だけで楽しそうにして、

私は傍で一人で見てるの。

ふたりとも、ダイッ嫌い!」

 

ひろみんさんの回答

 

まず、想定できるあらゆる事例を話す。 なぜジニーがそうなったのか?

実は変わったのではなく、変わったように 見えるだけなのかもしれないし、

新しいお友達と仲良くなりたいから、そうしているのかも?

自分も3人で遊んでるけど、2人で盛り上がること ってあるよね?

などなど、5パターンくらい。

 

 

これは、ゴードン氏によると

12の型の5の型「講義、論理の展開」になりそう。

これは、「事実、情報、論理、親自身の意見などで、子どもの判断に影響を与えようとする」型。

 

そして、自分が居心地が悪いお友達とは一緒に いなくていいのでは?

嫌いは両思いになるから、 嫌いとは思わず、距離をとったら?

新しい別のお友達と仲良くなるチャンスかもしれないよ

 

これは、4の型「忠告、解決策などを提案」のよう。

「子どもに、どうしたら問題が解決できるか、助言、提案を与える。子どもに代わって答えや解決策を出してやる」型。

 

 

②15際の男の子

 「あの学校はいいこちゃん向きだよ。

勉強するのには、

役にも立たないつまらないことばかり。

もう大学なんかに行かないことを決めた。

偉くなるのに大学教育が必要なわけでもないし、

社会で成功するには、

ほかにいくらでも方法があるさ」

 

ひろみんさんの回答

 

偉くなりたいの?

あなたの中で偉いとはどういう状態?

社会で成功したいの?

成功するって、どうなることが成功だと思っているの?

成功するとか幸せになるとか、 まずは、自分がどういう状態が幸せなのか?

よく話してごらん。(ビジョンを描かせる。)

 

これは、11の型「質問、尋問」かな。

 

「原因、動機、理由を知ろうとする。親が自分で問題を解決するのに役立つ情報を子どもから得ようとする」型。

 

他にいくらでも方法がある?

その方法を思いつくかぎり言ってごらん。

(本人が話す10倍の社会の現実を伝える。)

 

これは、2の型「注意、脅迫」に近そう。

「子どもにあることをすれば、どんな結果になるかをいう」型。

 

自分がその幸せな状態になるために逆算して、

ひとつひとつ、何が必要か、一緒に考えようか?

 

これは、3の型「訓戒、説教」に入るかな。

「子どもに何をすべきか、しなければならないかをいう」

 

③5歳の息子

設定 友人夫婦を招いての夕食後、

客も親も自分に注意を向けてくれない。

5歳の息子がだんだんイライラしてきている。

大人4人はしばらくぶりのことなので、

もっと旧交を温め合い、

話をするのに夢中。

突然、大声で息子が叫んで、

あなたをギョッとさせる。

「みんなきたない年寄りの大バカだ。

大嫌い!」

 

ひろみんさん回答

まずはしっかりごめんと、謝る。

5歳児にわかるように、例えば子供のお友達の名前を出したりして、どれだけ仲の良い大切な友人で久々に会えて楽しくなってしまった、という説明をする。 さらにあなたの成長のことを自慢したくて、 話を沢山してしまったということも伝える。 ごめんね、と言い、そこからは子供と全力で遊ぶか、 子供も大人も一緒にできるゲームなどをする。 

 

これは、12の型には入らないかも?

 

 

 

 

ボネ子さん

 

問題文はひろみんさんと同じです。

 ①

10歳のジニー 遊びに来なくなってしまったはっきりとした理由があるのか。

まずは話を聞いてみます。

 

これは、ゴードン氏の12の型の「質問、尋問」かな。

 

「原因、動機を知ろうとする。親が自分で問題を解決するのに役立つ情報をこどもから得ようとする。」型。

 

その上で、親目線であると思えば、ジニーがなぜ嫌だと感じたかもしれないのかを伝えます。

 

これは、5の型「講義、論理の展開」かな。

 

「事実、情報、論理、親自身の意見などで、子どもの判断に影響を与えようとする」型。

 

ないと感じたら、ジニーには気が合って楽しくなるお友達ができたことを話し、それが悲しいならばジニーともっと楽しく遊べる様に工夫することや、自分自身ももっと楽しくなれる別のお友達を見つける様話します。

 

これは、4の型「忠告、解決策などを提案」に入りそう。

 

「子どもに、どうしたら問題が解決できるか、助言、提案を与える。子どもに代わって答えや解決策を出してやる」型。

 

 

②長い長い時間の中で、学ばせる必要があると思うから教育がある。

それがわかるほど、まだ貴方は賢くないと言うことを伝えます。

 

これは、6の型「批判、非難」かなぁ。

「子どもに対し否定的判断、評価を下す」型。

 

そして、やるべき事ややった方が良い事をやるチカラもない人間が果たしてどれだけの努力ができるのか?

努力なしでも達成できる職業はどれ程あって確立は高いのか?を話し合います。

 

これは、さきほどの6の型と

5の型「講義、情報、論理、親自身の意見などで子どもの判断に影響を与えようとする」型。

 

 

③自己中心的な行いをしたことを諭し、みなさんに謝罪を促します。

子どもであろうと、自分自身のことだけを見てもらえると勘違いし、

暴言を吐くというのはダメだと話します。

 

これは、1の型「命令、指示」と

6の型「批判、非難」になるのかな。

1の型は「子どもになにかするように(しないように)いう。命令する。」 

 

そこから、ではどうしたら親に自分の気持ちを伝えられたのか、

きちんと思いを言葉にするよう促すと思います。

→悲しかったのはわかるけれど、ママやパパは、お友達と楽しく遊んではいけないの?

貴方は、お友達と遊んでいる時にママが同じ様に怒ったらどう思う?などと話します。

 

これは、3の型「訓戒、説教」と4の型「忠告、解決策などを提案」のふたつかな。

 

3の型は「子どもになにをすべきか、しなければならないかをいう」型。

 

4の型は「子どもに、どうしたら問題が解決できるか、助言、提案を与える。子どもに代わって答えや解決策を出してやる」型。

 

 

 

 

ナツさん

 

 

①「そういうのって、貴女の年頃ではよくあるの。お母さんも同じ思いは何度もしたから、気持ちは分かる。

 

これは、ゴードン氏の12の型の10の型「激励、同情」

「子どもの気持ちをよくしようとする。子どもをいまの気持ちから抜け出させようとする。子どものいまの感情は強いものではないと否定する」型。

 

でも、今ジニー達に怒っても、逆にジニー達にすり寄っても、多分すぐには解決しない。

貴女には他にもたくさん友達いるんだから、ジニー達には普通に振る舞いつつ、他の友だち関係充実させちゃおうよ!

 

これは、4の型「忠告、解決策などを提案」かな。

ナツさん、本読まれたら、答え合わせしてみてください。

 

「子どもにどうしたら問題が解決できるか、助言、提案を与える。子どもに代わって答えや解決策を出してやる」型。

 

貴女の魅力、たくさんの子が気づくといいね!

 

これも、最初と同じ10の型「激励、同情」かな。

 

 

 

みなさん、この練習問題に取り組んで、

 

「自分の反応が他の親と非常に似ている」

 

と思われましたか?

 

 

私は、めちゃめちゃわかる、  

 

私もそうだと思いながら、

 

分類させてもらいました。

 

 

さてさて、それぞれ自分がどういう話し方をしているかわかってきたところで、

 

「だからなんなの?」

 

ですよね泣

 

みんなが12の型を使っている。

 

 

では、もしこの12の型を

 

自分が言われたら。

 

設定

 

あなたは「結婚って大変。別れようかしら」と相手に打ち明けました。

 

(この設定は、『ゴードン博士の親になるための16の方法 家族のつなぐコミュニケーション』瀬川文子著 親業訓練協会からお借りしています。)

 

それに対する回答

1の型「命令、指示」

今さらなによ。離婚なんてダメよ。

 

2の型「注意、脅迫」

離婚なんてしたら、子どもはどうするの。

経済的にも困るわよ!

何度結婚したって、理想の相手なんて見つからないわよ 

 

3の型「訓戒、説教」 

子どもがいるんでしょう。我慢すべきよ。

あなたには、責任感というものがないの?

 

4の型「忠告、解決策などを提案」

離婚は大変だよ。

もう少し時間をかけて考えてみたら?

結婚はお互い大変なんだから、思いやりをもつようにしたら?

 

5の型「講義、論理の展開」

離婚率はどんどん高くなってるけど、

離婚するとすごく大変らしいわよ。

どれだけ大変か、一緒に考えてみましょ。

私も結婚したはがりの時は大変だったけど、あなたよりたくさん努力したのよ。

 

6の型「批判、非難」

別れるなんてだめよ。あなたは未熟ね。

 

7の型「称賛、同意」

いいじゃない!

別れちゃいなさいよ。

 

8の型「悪口をいう、ばかにする、辱める」

あなたは甘ったれね。

もっとよく考えなさいよ、だめな人ね。

 

9の型「分析、診断」

「子供に対して子ども自身の動機はなにかを解説する。どうしてその言動をするか、原因を分析する。子どもの気持ちがわかっていると診断を済ませたことを伝える」型。

 

あなたがわがままだから、別れたいなんて思うんじゃないの?

本当は思っていないんでしょ。

 

10の型「激励、同情」

明日になれば、また違ったふうに感じるかもよ。

結婚はみんなそういうことを経験するものよ。

心配しなくても、うまくいくわよ。

 

11の型「質問、尋問」

何があったの?子どもは?親権は?

いつから?きっかけは?

 

12の型「中止、注意をほかへそらす」

そんなこと考えないでもっと楽しい話をしようよ。

 

いまはそんな話忘れて、

おいしいものでも食べましょう。

 

 

いかがですか?

12の型の回答をされたら。

 

共通するのは、 

 

「話しが、それ以上続けられなくなる。

 

黙らざるを得ない」

 

 

 

 

 

つまり、会話が

 

「建設的」ではなく

 

「破壊的」になる。

 

 

 

大人同士なら

 

言わないかもしれない12の型。

 

子どもに言ってしまうのはなぜ。

 

 

 

親だから。

 

 

正しく育てる責任があるから。

 

 

 

 

その思いはどうやら邪魔なよう。

 

 

 

ゴードン氏によると、

 

「問題解決の責任を子どもに残す。

子どもが問題を所有することを受容する。

こどもが自分で解決策を

見つけられるようにする。

聞き手が

問題は相手の所有であることを認め、

相手が自分で解決法を探すのを、

はじめから終わりまで

許すことができなければならない。」  

 

 

 

「子どもから、

 

問題の所有権を取り上げたい

 

という気持ちにかられていけない。」

 

 

どうすれば、

 

子どもの問題を

 

子どもに所有権を持たせたままで

 

解決していけるのか。

 

 

 

 

読み進めていきますね。