何年か前に、
40歳を記念して、
何かチャレンジしたいなと思って、
バイクの免許を取りました。
大型以外は乗れる免許です。
パパさんがバイクに乗るので、
「いつも後ろに乗るだけじゃ
つまらないだろ」
と発破をかけられ。
よしっ、と思って
教習所へ通い始めました。
初日に後悔。
怖い。
とにかく怖い。
原チャにも乗ったことがない私。
車の免許もずーっとペーパー。
HONDAのCB400のバイクに跨って、
右手で少しずつアクセルを手前に回し、
左手をゆっくり離し、
左足でギアを変え、
右足で後ろブレーキを緩めて、
やっと発進。
大きく重い車体を傾けないと曲がれない。
S字やクランク、一本橋もあるし、
パイロンでのジグザグ走行もある。
もー、バイクで転んだあざがいっぱい。
若い男の子は、
いとも簡単に卒業していくのに。
パパさんのバイクで、
夜な夜な広い駐車場へ行って
特訓の日々。
パパさんは、
運転はめちゃくちゃうまいけど、
教える才能はなかった。。
「とにかく慣れろ！」
って、何も言ってないのと同じだよ。
嫌だなと思いながら、
教習を受けてると、先生に
「バイクって、楽しいんですよ！
もっと力を抜いて」
と言われてハッとして。
その一言でスイッチが入って、
バイク免許のDVDを購入して、
猛勉強。
こんなもの、売ってたんだ。
子どもたちも応援してくれて。
ママの後ろに乗りたい！って。
やっと卒業検定の日。
登校前にみんなが励ましてくれて、
お手紙くれて。
家族の力で乗り切るぞ！
と張り切ったのに。
パイロンに後ろタイヤが当たって即失格。
ロッカールームで泣きました。
悔しくて悔しくて。
試験前のあの緊張を、
またやらなきゃいけないのか。
こんなにがんばったのに。
なんだよ40歳！！
ものすごく落ち込んで帰宅して、
家族に結果を伝えると、
残念がるどころか、
精一杯慰めてくれて、
応援してくれて。
「ママすごいよ！
よくがんばったよ。
またがんばればいいよ！」
またまた泣いちゃったよ。
親が全力でがんばって、
失敗する姿を見せるのも、
悪くないのかもと思えて。
2回目のテストで晴れて合格。
お誕生日プレゼントに、
バイクを買ってもらいました！
今は勉強にチャレンジしてるけど、
子どもを応援するだけじゃなくて、
がんばる背中を見せたいなと思ってます。
松江塾の真島先生からの紹介文です。
